校長室より
エール38
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。中間考査はどうでしたか。しっかりと振り返りをして、血となり肉となる学習を進めてください。
【今週のひと言:精進する】(~5/30)
口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
目は人の良いところを見るために使おう
手足は人を助けるために使おう
心は人の痛みがわかるために使おう
エール37
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。今日から中間考査です。日頃の実力を発揮してください。
【今週のひと言:精進する】(~5/23)
「目指すゴールの無いものに進む道はない」
「夢中にならないと、変化の先の進化には辿り着けない」
「24時間をどうコントロールするかを意識すれば、自分を刺激し、自分を変えるきっかけをいくらでも掴むことができ
るんです。大事なことは、それを主体的にできるかどうか。」
エール36
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。今日は中間考査一週間前です。学習は順調ですか。
【今週のひと言:未来は今日つくるもの】(~5/16)
「今日考え、決定し、行動を起こすことでしか未来をつくりだすことはできない」
「明日は必ず来る。そして明日は今日とは違う。」
「先が見えず、不安でも行動する。迷いながらも行動する。できないかもしれないけど行動する。」
エール35
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。今年度も一ヶ月が経過し、間なく大型連休が始まります。
1年生は学校活に慣れましたか。3学年が揃い、学校では一年で最も活気のある季節を迎えました。でも、皆さんが知っているとおり、国により、東京都、大阪府など4都府県を対象に3度目の緊急事態宣言が発出されました。期間は4月25日から5月11日までの17日間です。
この動きと連動して、埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県は、まん延防止等重点措置の適用範囲を拡大するともに、措置の内容をより厳しいものに見直しました。PCR検査における1週間ごとの陽性率(移動平均)は、3月1日が3.2%、4月1日が4.0%であったものが、4月25日には5.0%と確実に上がってきています。(県のホームページで確認きます。)
辛いゴールデンウイクになってしまいましたが、県内の感染状況は全く予断を許しません。今後、いつ大阪府や東京都のように陽性率が跳ね上り、ステージⅢからⅣの状況に移行するかわかりません。連休中の行動自粛など、改めて感染防止対策の徹底をお願いします。
さて、今年度のエールですが、できるだけエールを送り続けたいと思い、毎週「ひと言」を皆さんに届けたいと考えています。できる限り続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。
【今週のひと言】(~5/9)
「本気でこれをやってやろうという内発力がない人には人生発展させていくことはできません」
「自分自身の力で道を切り開いていける内発力がなければ頂点に立つことはできません」
エール34
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。昨日で3学期が終了。放送ではありましたが、滞りなく修了式を終えることができました。この一年間、「校長室より」を訪ねていただき、ありがとうございました。今日は、「負けることからの学び」についてお話します。
2500年以上も前に生きた「孔子」が説いた様々な人生訓をまとめた「論語」という本があります。その中に、「過ちて改めざる、これを過ちという」という言葉があります。簡単に言うと、「ついうっかり失敗したことや間違ってしまったことを、二度と間違わないように改めようと直さないことが本当の失敗であり間違えだ」という意味です。
また、皆さんもよく知っている江戸幕府を開いた徳川家康は「勝つことばかりを知りて、負くることを知らざれば、害その実に至る」(東照宮遺訓より) これは、勝つこと(成功体験)は、自信をつけ成長するために必要であるが逆に害もあり、「有頂天になる、謙虚さが失われる、横暴になる、油断する、成長が止まる」などがあげられます。負けることは害ばかりがあげられますが、負けることの価値として「負けるつらさがわかる。その体験から学ぶことがあり、課題を見つけ悔しさをバネに頑張れる。そして何より耐える力がつく。」などもあるということです。
色々な時代の様々な人がそれぞれの言い方で「負けることからの学び」を説いています。これらのことを生きる上での「真理」と捉え、負の要素から生きる力を学ぶことができることを皆さんにお伝えしたくて、最後のエールでお話ししました。
3月21日をもって一都三県の緊急事態宣言は解除されました。でも、その前から大分、人の動きが活発になっており、先週末は主要地域で軒並み30~50%ほどの人の出が増えたようでした。
解除前からリバウンド懸念があり、実際、感染者数は大きく減少してはいません(むしろ増加しています)から、行動は解き放たれたというわけではなく、感染拡大には最大の留意をしてください。何よりも変異株の感染力は非常に気になるところですから、自分自身や家族、友人、周囲の方々を含めて、絶対に罹患しない!という強い決意で、感染防止策を怠らず、日々の行動に留意して、この春休みを過ごしてください!
エール33
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。3年生は、毎日、計画した日々を過ごしていますか。1・2年生は、来週、学年末考査が始まります。取組は進んでいますか。朝西生全員が、心身ともに健康で元気に家庭研修生活や学校生活を送ってほしいと思っています。そこで、今回は、充実した日々を送る参考となる話を紹介します。
一日は一生の縮図:『森信三 幻の講話』(第1巻)より
わたくしたちが、自分の人生を真に充実して生きようとしたら、結局「今日」の一日を、いかに充実していきるかということが、最後の「秘訣」といってよいでしょう。
それというのも、人間の一生といいましても、結局は一日一日の積み重ねの他ないからであります。したがって、もし今日わたくしが、当然すべきであり、かつやる気になればやれる仕事を、もししなかったとしたら、それは結局明日に延ばすことになりましょう。
(略)
ところが、一生といっても、結局は一日一日の積み重ねの他ないわけですから、その日の予定を翌日に延ばして平気でいるということは、そういう人の仕事は、結局あの世へ持ち越しとなるわけであります。すなわちその人の人生は真の完成にはならないのであります。
随って一人の人生が、真に充実した一生になるかならないかは、その人が「今日」一日の仕事を、やり遂げるか否かによって分れるわけであります。そしてそれを他のコトバで申しますと、われわれの人生は、結局「今日」という一日の上に、その「縮図」が見られるわけであって、それが今日わたくしがテーマとして掲げた「一日は一生の縮図なり」ということになるわけであります。
エール32
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。3年生は、いよいよ来週、学年末考査を迎えます。しっかりと学習をして、「卒業」を手中に修めてください。1・2年生は、足元ではコロナとの戦いが続きますが、こんな時だからこそ、アフターコロナへの想いとイメージを乗せて、自分がなすべきことをはっきりさせ、物事に取り組んでください。朝西生全員が、それぞれの目標を達成するためには、心身ともに健康であることが第一です。そこで、今回は、心をクリーニングする秘法を紹介します。
ハワイには「ホ・オポノポノ」と呼ばれる伝統的な問題解決の秘法があります。「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という4つの言葉を唱えることで、自分の潜在意識に溜まった記憶がクリーニングされ、目の前の問題が解決されていくというのです。問題解決の鍵は外ではなく、自分の内にある、というのが「ホ・オポノポノ」のユニークな考え方。世界中を飛び回ってこの秘法を伝える心理学博士イハレアカラ・ヒューレンさんに聞きました。
(ヒューレン)
目の前の出来事の原因は外ではなく、自分自身にあります。問題で悩むということは、ある意味、記憶と葛藤したり、抵抗したりしている状態です。その出来事が、自分の中のなんの記憶が原因で起きているかは分からないけれども、「ありがとう」 「ごめんなさい」 「許してください」 「愛しています」 という4つの言葉で向き合うわけです。すると、神聖なる存在が光を通して消去してくれます。ただ、その言葉を口に出して(あるいは心の中で)唱え続けているだけで、自然と問題の原因となっている記憶は消去されます。そうすると、必ずしもその方が期待していることではないかもしれませんが、問題は解決し、本来のその人に戻れるのです。
その人がカメラマンであれば、神聖なる存在から直接インスピレーションを受けてカメラマン本来の役割を果たすようになります。クリーニングの方法としては、アメリカで紹介されているだけでも80から90種類ありますが、この4つの言葉を口にするのが一番簡単な方法です。
どうですか。心配や不安、心落ち着かない問題でも4つの言葉で向き合うことによって、心はスッキリするでしょうか。是非、試してみてください。
エール31
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。いよいよコロナ禍など激動の令和2年(2020年)が終わりを迎え、新しい年が始まります。皆さんが新しい年を最高の状態でスタートできることを願っています。そこで、今回は、そのスタートをきるヒントとなればと思い、ある人の浦島太郎の話についてのお話を紹介します。
浦島太郎の話は皆さんもよくご承知だろうと思います。童謡の歌詞にはこうあります。
むかしむかし浦島は/助けた亀に連れられて/竜宮城に来てみれば/絵にもかけない美しさ
乙姫さまのごちそうに/鯛やひらめの舞踊り/ただ珍しく面白く/月日のたつのも夢のうち
遊びにあきて気がついて/おいとまごいもそこそこに/帰る途中の楽しみは/みやげにもらった玉手箱
そうやって帰ってきたのはいいのですが、故郷はまるで様子を一変し、知っている人も一人もいない。途方にくれた太郎は、「困った時以外は絶対に開けてはならない」といわれていた玉手箱を思い出し、いま困っている時だと、その玉手箱をあける…… あとは皆さんもご承知の通り、太郎はあっという間におじいさんになってしまいます。童謡はこう歌っています。
心細さにふたとれば あけて悔しき玉手箱 中からぱっとしろけむり たちまち太郎はお爺さん
幼少期に聞いて以来、この話はずっと私の心の中に残っていました。この逸話は一体私たちに何を教えようとしているのだろうか という疑問です。
・太郎は亀を助けた
・そのお礼に乙姫様に接待された
・太郎は接待を受け、竜宮城で心から楽しみ、礼をいい帰ってきた
・すると故郷は一変し、知人は一人もいなかった
・困った太郎は乙姫様がみやげにくれた玉手箱をあけた
・途端に太郎は老人になってしまった
よいことをしたはずの太郎がなぜ、あっという間に老人にならなければならないのか。なぜ、乙姫様はそんな玉手箱をみやげにくれたのか。その疑問が長い間、私の心に残っていました。もちろん、ずっとそんなことを考えていたわけではありませんが、時折その疑問が頭をもたげていました。
その疑問が一昨年、氷解しました。ああ、そういうことだったのか、と。もちろん逸話に正解はないのでしょうが、何事も疑問が解けるのはうれしいものです。小さな気づきですね。
私自身がどういう解答を見出したのか。想像するに、浦島太郎が竜宮城に行ったのは20代か30代の元気旺盛の頃だったと思います。それが帰ってきたら、故郷は一変、知っている人も一人もいない。それで太郎は困り果て、玉手箱を開けてしまい、おじいさんになってしまったわけです。もし仮に、太郎が昔を振り返ったり、なつかしがったりしないでいたら……
つまり、知る人がなく、思い出の風景がなくとも、そういうことに頓着せず、自分は若いし、体も健康なのだから、この環境の中でまた新しい人生を精一杯に生きてみよう―― そういうふうに決心したら、太郎は困ることもなく、従って玉手箱をあけずに、若い体のまま、新しい人生の一歩を踏み出していくこともできたのです。
つまり、浦島太郎の話が私たちに教えているのは、人は須らく「いま」「ここ」に生きよ、ということではないかと思うのです。過去を思うな未来を願うな今なすべきことをなせと釈迦はいっています。過去はよかったとか、あの時こうすればよかったとか、過ぎ去ったことにいつまでもとらわれていてはいけない。また、まだ来ない未来のことに思いをはせ、未来に振り回されてはいけない。それよりもいまなすべきことを確実になせ、ということです。この釈迦の教えを凝縮したのが禅ですが、禅の教えの極意は「いまここに全力投球して生きる」ということに尽きるのではないかと思います。浦島太郎の物語が幾時代を経て残ってきたのは、そういうメッセージを私たちの祖先も無意識のうちに感受し、それに共感していたからではないかと思うのです。
いかがですか? 達人といわれる人は何歳になっても、「いま」「ここ」に完全燃焼しています。
平澤興(京大元総長)の言葉があります。「今が楽しい。今がありがたい。今が喜びである。それが習慣となり、天性となるような生き方こそ最高です。」
私も残りそういう人生をめざしたいと思います。
では皆さん、よいお年をお迎えください。
エール30
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。12月に入りました。いよいよ令和2年(2020年)もラスト1か月。本当に1年前には、まさかこんな令和2年(2020年)になるとは思いもしませんでしたよね。
第3波の全国的なコロナ感染拡大が懸念される中、皆さんには、ウィズコロナでの「自分がやるべきこととやってはならないこと」を自覚し、「自分がやってもいいこと」には判断と責任を伴うことを忘れないで、節度のある行動をすることを望みます。しっかりと感染症対策をして期末考査に向かって走り、令和3年(2021年)のチャレンジに備えてほしいと思います。そこで、今回は、「チャレンジ」するための「発想法」についてのお話を紹介します。
「発想法」
松永安左エ門は三十三歳のとき、株に失敗、借金だけを残してスッテンテンになった。その当時、人生は五十年といわれた。このとき彼は人生五十年なら、まだ十七年もあると考えた。十七年しかないとは考えなかった。そして、十七年もあるなら、しばらく遊ぶのもよかろうと思った。遊ぶとはいっても、酒色や歌舞音曲の類ではない。暮しの些事にとらわれるのは煩わしいと、二年分の家賃を工面して神戸の灘に家を借り受け、中国古典の勉強に沈耽したのだ。自分は何のために生まれてきたのか、何のために事業家になったのかを古典を通して追求したのである。危機に遭遇して人生の原理原則に立ち返る。この発想法こそ「電力の鬼」と称された松永の人格を創ったのである。
伝記作家の小島直記氏から聞いた話である。『少女ポリアンナ』という小説がある。早く母を亡くした少女ポリアンナは、父からどんな出来事の中にも一つだけよかったと思えるものを見つけなさい」と聞かされて育った。だが、その父にも死なれてしまう。孤児になったポリアンナ。悲しいこと、辛いことが次々と起こる。だが、彼女はその悲しみ、辛さの中にも「よかった」と思えるものを見つけようとする。そして彼女のこの姿勢は周りの人びとを変え、彼女の人生を輝かせていく――発想一つで彩りを変える人生をポリアンナは生きたのである。
トインビーは「歴史はチャレンジ・アンド・レスポンス(挑戦と応戦)の繰り返しで進展していく」といった。世界は絶えず、一方でチャレンジが起こる。そのチャレンジにどうレスポンスするか。そのレスポンスが安定か動乱か、繁栄か荒廃かの分かれ道になる。何も歴史にとどまらない。我々の人生もまたチャレンジとレスポンスの連続である。さまざまな出来事にいかに対応するか――その発想に成功不成功の人生がかかってくるのだ。
松永安左エ門とポリアンナ。二人の発想法から、私たちが学ぶものは多い。
エール29
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。体育祭では一人一人が大変よく頑張りました。思い出作りができたことと思います。また、11月27日には、学年ごとに校外行事が予定されています。感染症予防策をしっかりとして、楽しんできて欲しいと思います。
さて、私は10月19日から11月17日までの約1か月をかけて、皆さんの授業の様子を見させてもらいました。積極的に取組む人もあれば、取組が苦手なのかなと思える人もありました。そこで、今回は、今後の授業への取組の糧としてもらえればと思い、次の話を紹介します。
「積極的プラス思考型人間になれ」
合計七十七回全国大会に出場して、十二回全国制覇(全国私学大会含む)しました。しかし、それは裏を返せば優勝したのは十二回だけで、あとの六十五回は全部負けたとも言えます。勝てば勝ったで、好むと好まざるに拘らず敵が増え、いいようもないわびしさや孤独感と戦わなければなりません。人は成功した部分だけを見て他人を羨んだりしますが、その陰には何十倍、何百倍もの苦しみがあるものです。
長い人生、誰もが苦しい場面に遭遇する時があります。しかし、それをどう受け止めるかが大事です。これまでたくさんの人を見てきましたが、概ね三つのタイプに分かれると思います。一つは苦しくなると「もうダメだ、無理だ」と思う「絶望諦め型」。二つ目は「いやだけど、しょうがないからやるか」という「消極的納得型」。そして三つ目は「この苦しみが俺を磨いてくれる。これを乗り越えれば一つ賢くなれる」と考える「積極的プラス思考型」。
結局、歴史に名を残すような偉人や成功者は、三番目の人間からしか生まれません。一、二、三のどのタイプの人間になるかは考え方一つです。お金がかかるわけじゃない、努力がいるわけでもない。時間もかからない。物事の見方をちょっと変えるだけでいい。しかし、人はなかなかその考え方を変えることができません。だから偉人の話を聞き、良書を読むのです。過去に事を成し遂げた人たちがどうやって困難を乗り越えてきたか、それに触れることで考え方を変えることができると思います。
私は辛い時はいつも「俺よりももっと苦しい目に遭って頑張った人がいたじゃないか。あの人ができたんだから、俺だって乗り越えられる」と言い聞かせ、夢に食らいついてきました。この世で我慢の時なくして夢を実現した人は一人もいません。夢を追うなら、わが身に降りかかるすべてを積極的プラス思考で受け止め、簡単に諦めないこと。それが人生を開発していく基本ではないかと思います。
国分秀男(元東北福祉大学特任教授・元古川商業高校女子バレーボール部監督)