12月19日 防災訓練【校長室より】
みなさま、こんにちは。
12月19日(金)、朝霞消防署の皆さんのご指導・ご協力の下、全校で火災発生時を想定した避難訓練と、学年別活動訓練を行いました。
生徒の皆さん、訓練お疲れさまでした。
全員が安全にグラウンドに集合できた時、このこと自体が、とても大切な成果だと思いました。火災や災害は、いつ、どこで起きるかわかりません。だからこそ、今日の訓練は「もしもの時に命を守るための練習」でした。
消防署の方から訓練の評価や具体的な改善点はお話しいただきましたので、私は少し視点を広げて、防災全般についてお話したいと思います。
1. 災害は「想定外」で起きる
火災だけでなく、地震や台風、豪雨など、日本は災害が多い国です。過去の大きな災害を振り返ると、共通しているのは「想定外」という言葉です。「まさかこの場所で」「まさかこの時間に」――そういう時に起きます。だからこそ、私たちは 『想定外を想定する』 姿勢が必要です。
2. 最近の事例から学ぶ
今月、12月8日(月)23時15分頃、青森県で最大震度6強を観測する地震がありました。そのあと、後発地震注意情報が発令されて今週はじめまで1週間は大きな地震やそれに伴う津波などの被害に備えるように、テレビなどでずっと呼びかけがありました。令和6年1月1日午後4時10分、石川県の能登半島で震度7の地震が発生しました。死者・行方不明者は450人、負傷者は1,300人以上、家屋の被害は13万棟を超えました。さらに、地震後には大規模な火災も発生し、ライフラインが途絶しました。こういった災害に見られるのは、「突然起きる」「情報が錯綜する」「助けがすぐに来ない」という現実です。
3. 命を守る行動は“自分で考える”ことから始まる
訓練では「指示に従う」ことが基本ですが、実際の災害では、必ずしも先生や大人がそばにいるとは限りません。例えば、地震で校舎が壊れた時、火災で煙が広がった時、スマホが使えない時――その瞬間に頼れるのは 自分の判断力 です。
どこが安全か?どのルートで避難するか?誰か助けが必要な人はいないか?
こうしたことを 自分で考え、行動する力 が、命を守ります。
4. SNSの情報に惑わされない
また、災害時にはSNSで多くの情報が流れますが、その中にはデマや誤情報もあります。「〇〇が爆発した」「△△に避難しろ」など、根拠のない情報に惑わされると、逆に危険な場所へ行ってしまうこともあります。信頼できる情報源(自治体・消防・警察)を確認すること、そして「拡散する前に本当かどうか確かめること」が命を守る行動です。
5. 今日の訓練を「自分ごと」にする
防災は「やらされるもの」ではなく、「自分と大切な人を守るためのもの」です。今日の訓練を振り返って、
もし本当に火災だったら、自分はどう動くか?家に帰ったら、家族と避難場所や連絡方法を確認してみるか?
こうした一歩が、皆さんの命を守る力になります。
最後に、私からお願いです。「自分の命は自分で守る」この言葉を心に留めてください。
そして、周りの人の命も守れる高校生になってください。
今日の訓練は、その第一歩です。今後もしっかりと考えていきましょう。