2020年11月の記事一覧
エール29
朝霞西高校の生徒の皆さんへ。体育祭では一人一人が大変よく頑張りました。思い出作りができたことと思います。また、11月27日には、学年ごとに校外行事が予定されています。感染症予防策をしっかりとして、楽しんできて欲しいと思います。
さて、私は10月19日から11月17日までの約1か月をかけて、皆さんの授業の様子を見させてもらいました。積極的に取組む人もあれば、取組が苦手なのかなと思える人もありました。そこで、今回は、今後の授業への取組の糧としてもらえればと思い、次の話を紹介します。
「積極的プラス思考型人間になれ」
合計七十七回全国大会に出場して、十二回全国制覇(全国私学大会含む)しました。しかし、それは裏を返せば優勝したのは十二回だけで、あとの六十五回は全部負けたとも言えます。勝てば勝ったで、好むと好まざるに拘らず敵が増え、いいようもないわびしさや孤独感と戦わなければなりません。人は成功した部分だけを見て他人を羨んだりしますが、その陰には何十倍、何百倍もの苦しみがあるものです。
長い人生、誰もが苦しい場面に遭遇する時があります。しかし、それをどう受け止めるかが大事です。これまでたくさんの人を見てきましたが、概ね三つのタイプに分かれると思います。一つは苦しくなると「もうダメだ、無理だ」と思う「絶望諦め型」。二つ目は「いやだけど、しょうがないからやるか」という「消極的納得型」。そして三つ目は「この苦しみが俺を磨いてくれる。これを乗り越えれば一つ賢くなれる」と考える「積極的プラス思考型」。
結局、歴史に名を残すような偉人や成功者は、三番目の人間からしか生まれません。一、二、三のどのタイプの人間になるかは考え方一つです。お金がかかるわけじゃない、努力がいるわけでもない。時間もかからない。物事の見方をちょっと変えるだけでいい。しかし、人はなかなかその考え方を変えることができません。だから偉人の話を聞き、良書を読むのです。過去に事を成し遂げた人たちがどうやって困難を乗り越えてきたか、それに触れることで考え方を変えることができると思います。
私は辛い時はいつも「俺よりももっと苦しい目に遭って頑張った人がいたじゃないか。あの人ができたんだから、俺だって乗り越えられる」と言い聞かせ、夢に食らいついてきました。この世で我慢の時なくして夢を実現した人は一人もいません。夢を追うなら、わが身に降りかかるすべてを積極的プラス思考で受け止め、簡単に諦めないこと。それが人生を開発していく基本ではないかと思います。
国分秀男(元東北福祉大学特任教授・元古川商業高校女子バレーボール部監督)